0期生の学びと変化
迷いから始まった、
それぞれの一歩。
何に悩み、何を学び、どんな関わりができるようになったのか。
「どう考えてた?」「これやったろう」。5人の言葉でたどる、指導と気持ちの変化です。
本人のヒアリングと修了時の感想をもとに、話し方や言葉の温度を残して、質問ごとに再構成・整文しています。見出しと「受講前/受講してから」は変化の要約です。個人の経験・感想であり、同じ成果を保証するものではありません。
5人、それぞれの変化
あなたの迷いに近い声から。
CASE 01 / あかねさん
褒める・叱る・声かけ
「なんでミスするの?」から、「どう考えてた?」へ。
できていない結果に目が向き、声かけに悩んでいた。
子どもの考えを聞けるようになり、自分の気持ちも楽に。
あかねさんに聞きました
- 参加する前、どんなことで悩んでいましたか?
一番は「これで合ってるのかな」っていう不安でした。どういう練習をしたらいいのか、どんな学びをすれば、もっとよく子どもたちと向き合えるのか。
動画を見て学ぼうとしても、情報が多くて、どこか迷子になってたんですよね。特に、叱るとか褒めるとかがうまくいかないのが、昔からの悩みでした。
- 心に残っている学びは?
褒める・叱るの授業の後は、すごく目に見えて自分が変わったなと思いました。今までは、できてないところにフォーカスしすぎてたんです。
練習の組み立てが苦手な私には、スモールステップも「おー、そうかー!」と考えさせられる学びでした。
- 学んでから、何を変えましたか?
前は「なんでそこでミスするの?」だったのが、今は「今どんなことを思ってそうなった?」「どう考えてた?」って、ちょっと聞くようになりました。
何ができなかったかだけじゃなくて、なぜそうなったのか、相手のことを考えようっていうふうに変わってきました。
- 今、どんな変化を感じていますか?
一番に感じるのは、子どもたちとの接し方が楽になったことです。一人ずつを見られるようになって、できない部分も穏やかに見られるようになったかなって。関係も以前よりよくなってきたように思います。
自分も勉強してるんだっていう、勝手な自信もありました。コーチの教えや他のメンバーの存在で、「一人じゃない」っていう感覚になったのも大きかったですね。
CASE 02 / たかさん
伝え方・選手との対話
なんとなく伝える指導から、「分からへん」を聞ける関係へ。
関係性や雰囲気に頼り、説明が抽象的なまま終わっていた。
言葉を具体的に変え、子どもが分からないと言えるように。
たかさんに聞きました
- 参加する前、どんなことで悩んでいましたか?
自分の中でも、具体的に伝えることは大事やなと思ってたんです。でも、話してると「抽象だけで終わっちゃう」。今もそういうところはあります。
選手との関係があるから、なんとなく伝わってるようになってただけかもしれない。模擬実践で、その自分の課題がはっきりしました。
- 心に残っている学びは?
印象に残ったのは「具体と抽象」です。なんとなくで終わらせずに、少しずつでも具体的なところに着地しよう、明確に伝えようって。
他の人の意見を聞いたり、自分でも実際にやってみたりすると、分かったつもりやったところにも気づけるんですよね。
- 学んでから、何を変えましたか?
ヘッドコーチが説明したことを、同じ言い方で繰り返すんじゃなくて、言い方を変えたり、細かく分けたりして伝えるようにしています。
全体の前やと話しにくい子もいるので、動いてる時に個別にゆっくり聞くことが、最近は多いかなと思います。
- 今、どんな変化を感じていますか?
感じるのは、子どもが分からへんことを「分からへん」って言うようになったことです。「あれは何?」って聞いてくれることも増えました。
僕自身も、習ってきたことだけで教えるんじゃなくて、学ばなあかんと思ってたので。講座の後は、「僕は学びに行ってます」って思いながらコートに立てました。
CASE 03 / みむらさん
経験を、伝わる教え方に
経験だけで教える不安から、理由を伝えられる自信へ。
バスケ経験はあっても、自分の教え方が合っているか不安だった。
根拠を調べて説明し、質問にも答えられるように。
みむらさんに聞きました
- 参加する前、どんなことで悩んでいましたか?
バスケはずっとやってきたんですけど、指導は自分の感覚や経験からでしかできてなかったんです。「教えていいんかな」「これで合ってんのかな」って。
根拠や理由も調べず、ただ経験だけで喋ってた。今思うと、自分の感覚を押しつけていたのかもしれません。
- 心に残っている学びは?
スモールステップや、練習メニューを分解することです。段階を踏んで説明することも、今まではできてなかったんですよね。
一番印象に残ってるのは模擬授業です。本当に人前で話すのが苦手で、自信もなくて。でも、その準備をしたおかげで、選手から質問が来た時の答えのレパートリーが増えたと思います。
- 学んでから、何を変えましたか?
自分で調べたり、根拠や理由を考えたりする行動が増えました。「こういう理由で、この練習をするんだよ」って説明できるようになってきて。
練習後に話す時も、声の強弱や間の取り方、ユーモアを入れることに挑戦しました。ただ、話が面白いとは一度も言われたことがありません(笑)。
- 今、どんな変化を感じていますか?
まだまだ足りないことだらけですけど、保護者から「説明がわかりやすい」と言われたことは、自信になりました。
前は緊張してたのが、今は結構、自分も楽しみながらやれてるんです。子どもとの接し方が変わると、指導も楽しくなりますよね。
CASE 04 / キラさん
指導を離れていても、学び直せる
自分の関わり方への迷いから、その子と向き合う自信へ。
以前の褒め方・叱り方や、選手との向き合い方に迷っていた。
一人の人間として尊重する視点が育ち、指導への自信は2から4へ。
※指導への自信は5段階の自己評価。受講中は指導現場を離れていました。
キラさんに聞きました
- 参加する前、どんなことで悩んでいましたか?
技術のことは、めっちゃ勉強したし、いっぱい本も読んだんです。やけど、関わり方とか、向き合い方はどうやったんかなって。
前の自分の指導が、合っとったんか、間違っとったんかが分からんくなって。次に指導する時に、その時の知識や思いのままではやったらいかんなと思ったんです。
- 心に残っている学びは?
褒めることと叱ること。怒鳴ると叱る、怒ると叱るは違うんやなって。感情に任せて怒ってなかったか、選手の思いを汲めてなかったんじゃないかって振り返りました。
自分の思うような選手にするんじゃなくて、その子に合った関わり方をする。一人の人間として向き合うって、確かにそれが人を育てることやなって、すごい思いました。
- 学んでから、何を変えましたか?
受講中は指導現場を離れていたので、日々の人との関わりで意識しました。感情を抑えて接すること、相手の意見を聞くこと。年齢に関係なく、一人の人間として尊重することです。
簡潔に要点をまとめて伝えたり、改善点も嫌味にならないように伝えたり。学んだことは、バスケだけじゃないなって思いました。
- 今、どんな変化を感じていますか?
指導への自信は、最初は2やったんが、今は4になってる感じです。受講中は指導していないので、選手の変化の話ではないですけど、人と向き合う考え方が変わりました。
全国に同じ熱量の仲間がおるって思うと、一人じゃないなって。人との関わりに重きを置いてる人には、勧めたいなと思います。
CASE 05 / あゆむさん
バスケ未経験からの指導
「いて意味あるんかな」から、「自分にも教えれる」へ。
競技経験がなく、自分がコーチとして何を教えられるのか不安だった。
動きを分けてレイアップを教え、「これやったろう」と思えるように。
あゆむさんに聞きました
- 参加する前、どんなことで悩んでいましたか?
バスケをやってなかったので、最初は「正直、自分に何ができるんかな」「この子らに教えることってないんじゃないかな」って。
自分がここに「いて意味あるんかな」と思うこともあったんです。バスケは好きやし、一緒にやっていこうという気持ちはあったんですけど、教えることには不安がありました。
- 心に残っている学びは?
やっぱ、スモールステップですかね。どこまで細かくするのか。その子にとって大きすぎても、細かくしすぎてもあかんし。
あと、こっちから言って終わりじゃなくて、問いかけて答えをもらう。「やってみてどうやった?」と聞いて、じゃあまたやろうって。その流れが分かったのはよかったです。
- 学んでから、何を変えましたか?
レイアップなら、マリオジャンプ、足の形、どこで踏み切るかを一つずつ。「ここで飛ぶ」と分かるようにマーカーも置いています。
ただやってと言うだけやと難しかったのが、場所と動きを分けると、結構すんなりできるようになるんですよ。「おお、入った」みたいな。教え方を聞いた時は、僕自身も「それや」と思いました。
- 今、どんな変化を感じていますか?
今は体験の子を任されると、「これやったろう」って思ってレイアップを教えてます。そこに関しては、結構自信つきました。
バスケをやってない事実は変わらないし、今も不安になることはあります。でも、それは一旦置いといて、今の自分に何を伝えられるかなって、少しずつ考えられるようになってきました。